COMPETITION

ぺんてる「100点のアートクレヨン画展」

みんなの「描きたい」がつながる。アートクレヨンでクレヨン画に取り組む全ての人のための展覧会。

結果発表 2025/08/08(金) - 2025/10/30(木)

「100点のアートクレヨン画展」選出作品100点

「100点のアートクレヨン画展」は、2025年8月8日(金)~10月30日(木)までの募集期間中に、2,300点以上もの素敵な作品が寄せられました。たくさんのご応募をありがとうございました。

本ページでは、2025年11月4日(月)に行われた審査会にて選出された審査員賞10点を含む、選出作品全100点をご紹介いたします。
これら100点の作品は、2025年12月3日(水)~12月7日(日)まで「日比谷OKUROJI」にて展示いたします。

展覧会の詳細はこちら

2025年11月4日(火)審査会の様子
左から審査員の山田五郎氏、柴崎春通氏、石垣淳一社長


審査を終えた審査員3名からのコメント

山田五郎氏

それぞれ想いたっぷりで描いているのが伝わってきて、審査員賞の選出には苦労しました。これだけの作品が集まったのは、モノに描いたり、盛り上げをしたり、こすりの技法を使ったり、“楽しいを膨らませられるアートクレヨンの楽しさ”があったからだと思います。日常の中で、アートクレヨンを楽しんで使っていただいて、これからもアートクレヨンの新しい楽しみ方や使い方を開発して、僕らを驚かせてほしいなと思います。

柴崎春通氏

1作品1作品、どれだけの想いや時間を込めて、どれだけの試行錯誤の中で、作品をつくっていったのかを想像します。その人にとっても充実感やよろこびもあったと思います。どの作品をとってみても、その方のお顔や姿が見えるように感じました。審査では、絵画的に見える作品、色や明暗などのデザイン性のある作品、この作品を見て自分も頑張ろうと思える切り口を広げてくれる作品の3つのポイントで選びました。ただし今回、賞に入らなかったとしても、みなさんの作品の価値はすばらしいものです。これからますます自分の人生を豊かにしていく、周りの方々を豊かにしてくために、アートクレヨンで絵を描いていきましょう。これからもアートクレヨンを一緒に育てて、一緒に作品をつくっていきましょう。

石垣淳一社長

まずは、2,300点を超えるたくさんのご応募をいただき、製品をつくる立場としてこれほどうれしいことはありません。どの作品も力作ぞろいで、レベルの高さに心から驚かされました。私たちぺんてるは、「感じるままに、想いをかたちにできる道具をつくり、表現するよろこびをはぐくみます。」というビジョンを掲げています。アートクレヨンはまさに、その想いを体現する製品だと感じています。ぜひこれからもアートクレヨンでたくさん描いて、ご自身の表現を思いきり楽しんでいただけたらうれしいです。今後も、今回のアートクレヨン画展のように、ご自身の作品を発表したり、表現するよろこびを共有できる機会をつくっていきたいと考えています。改めて、ご参加くださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。

審査員賞10点

※作品はご応募いただいた順番で掲載しています。

めるとまる

柴崎春通氏コメント
柴崎も絵を描くときに大切にしていることとして、目の前にあるものの説明ではなく、デザイン的な魅力や、写真とは異なる絵画としての良さをどう出すかという視点があります。この作品は、何が描かれているかはもちろん、色や明暗のデザイン的な美しさにとても惹かれました。空間の使い方や色味の表現がとても魅力的で、絵画として素晴らしいと思います。

望遠鏡と少年

柴崎春通氏コメント
この作品は、望遠鏡と少年を取り巻く豊かなストーリーと感情の機微が凝縮されています。一瞬の心の動きを捉える観察眼と、一枚の静止画の中にその物語の全てを凝縮させる構成力、そしてそれを絵画と昇華させる表現力が融合した、多くの優れた要素が詰まっていると思います。アートクレヨンという画材だからこそ実現できる、力強くも柔らかな質感を十分に表現しており、色彩、構図、物語性のいずれにおいても魅力に溢れた、美しさと芸術的価値を兼ね備えた作品です。

秋の思い出

柴崎春通氏コメント
絵はこういうのでいいんだよ!と思わせてくれた作品です。絵を描く際に本来あるべきような素直なきっかけをもとに、身近な風景をスケッチしたこの作品は、どこか親しみが感じられるかと思います。今回の100点のアートクレヨン画展をきっかけにもっと描き続けてほしいなと思いますし、みなさんも素朴に描きたいように描けばいいんだよと、この作品をお借りしてお伝えしたい、そんな素晴らしい作品だと思います。

溶融

山田五郎氏コメント
アートクレヨンは抽象画も描ける、ということを感じさせてくれた作品です。一見簡単に描けてしまいそうな気がするかもしれませんが、バランスや色のトーンなどがかなり工夫されて描かれているように感じます。ものが溶けていくような様子もぼかしや混色でうまく表現されているところが、とても魅力的でした。

パリパリ

石垣淳一社長コメント
クレヨンでこんなに“おいしそう”に描けるんだと感動しました。焦げ目の部分は色を重ねて綺麗に描かれていて、背景は混色でぼかした風合いで、アートクレヨンの特長を存分に生かして描いていただきました。見れば見るほどアートクレヨンでこんな表現ができるんだ、と驚かせてくれる作品です。

会社

山田五郎氏コメント
まずぱっと見て、絵としておもしろいなと思いました。タイトルを見て日本の会社を描いているということで、ある種の風刺のようなものも入れ込んでいるという点が魅力の1つかと思います。色味も独特でおもしろさと怖さが共存しているような雰囲気を感じました。この具象とも抽象ともとれる絵画を、混色や重色を組み合わせて描いていて、アートクレヨンでこのような表現もできるんだという可能性を感じさせてもらいました。

海の仲間たちと狙う猫

山田五郎氏コメント
アートクレヨンは他の画材とも自由に組み合わせて使うことができるという、アートクレヨンの新たな可能性を見せてくれた作品です。細かいところまでよく描き込まれており作品としてもバランスが良いと思います。パッケージの猫ちゃんもそのまま生かし左下に配置することで、斜め上を向いて作品を見上げているようにも見える構図もおもしろいと思いました。

山田五郎氏コメント
個人的に洋服が好きなので、見た瞬間この人は仕立て屋だとわかりました。作者のお父さまということで、横顔からもずっとこの仕事を続けてこられたことが伝わるような、写実主義的で強い絵だと思います。洋服仕立て職人も今は少なくなってきているので、これからもがんばってほしいなと思うと同時に、職人の姿を絵に描いて残してくださったところも素敵だなと思いました。

向日葵の人ーー介護ヘルパー

石垣淳一社長コメント
まず、鮮やかで綺麗な黄色がぱっと目に飛び込みました。画面全体からも、デフォルメされた女性の姿にも、力強さを感じる作品です。よく見ると、油絵のように厚みがあります。盛り上がった質感のおもしろさでも選ばせていただきました。

舞台袖

石垣淳一社長コメント
これから舞台に立つ、その一瞬を切り取った作品です。今まさに舞台に出ていこうとする緊張感と、その背中を見つめながら「がんばれ」と応援する気持ち。その両方の視点が伝わってくる、臨場感あふれる表現が印象的でした。髪型や表情など見えないシルエットだからこそストレートに伝わるものがあったのかと思います。

選出作品(審査員賞10点を除く90作品)

※作品はご応募いただいた順番で掲載しています。

お問い合わせ

お問い合わせは下記のボタンから、もしくは「artcrayon@pentel.co.jp」までお願いいたします。

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